コロナ禍後、というか、これはBrexitの影響のようですが、フランスでのタックスリファンド手続きがWevatというアプリでできるようになっていました!
トラベル雑誌などではまだ全く触れられていませんが、このアプリを使うと、タックスフリー加盟店でなくても還付のための書類をもらうことができるし、複数店でのお買い物を合算して100ユーロ以上利用していれば還付を受けることができます。しかも、還付率は13%!滞在中、パスポートを持ち歩く必要がなくなるのもメリットといえます。
アプリの詳細については、例えばこちらを。
私は一旅行者として実際に使ってみた際の流れや感想などをまとめてみます。
日本でやっていくこと
日本ではアプリのインストールと会員登録までを済ませておきます。入力するのは、フランスの旅行日程、出国予定の駅・空港、現住所などです。
お買い物するときにやること
先程も書いた通り、1回の滞在(複数のお店の合算)で100ユーロを超えれば還付手続きができるので、お買い物の度にWevat用の書類(レシートのお店もあります)を発行してもらいます。
レジで先方がレジを打ち始める前に、アプリの住所が明記された画面を見せつつ、
“Could you please issue an invoice with the name and address shown here?”とお願いしました。
ここで、こちらが観光客だと分かるやいなや「あー、タックスフリーでしょー」と通常のタックスリファンドの書類を作ろうとする店員さんも多いので、「そうじゃないよー!」、”No, I’d like to have an invoice instead of tax refund forms.”と、Vatcat宛のinvoiceが欲しいことをきちんと伝える必要があります。
そうすると、レジの人がよくわからない場合には周りに聞いてくれます。今回私が利用したシティファルマやメルシーでは、レジの中に一人はこのアプリを使った手続きについてわかっている人がいて、「わかるわかる、そっちねー」という感じで必要な書類を作ってくれました。
お買い物後にやること
もらってきた書類やレシートをスマホのカメラで写し、アップロードします。
1つでも書類をアップロードすると、パスポートの情報も入力できるようになるので、こちらも合わせて入力しました。
すべてのお買い物後にやること
すべての書類のアップロードが終わり、Acceptedされたら、タックスリファンドの申請手続きへ。
各明細が問題ないことをチェックし、一番下の「Everything looks good」をオンにします。還付される額も上に表示されていて、非常にわかりやすい!
その後表示されるこちらの画面でも、「Agree and continue」をタップし、タックスリファンド用のバーコードを作成します。すべてのお買い物の分の申請が1つのバーコードで済むのが便利ですね。
出国時にやること
私の場合、出国はパリ北駅だったのですが、セキュリティを抜けた後の待合スペースにある機械でバーコードをスキャンしました。
スキャンが終わると、アプリからも通知が来て安心でした。
帰国後
アプリによると、実際の還付が受けられるのは3か月後になるようです。状況に進捗があったら、追記しようと思います。
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