子供向けの「Kindle Paperwhite」の設定について質問を受けたので、書いてみます。
Kindle端末での設定
まず、Kindle端末の初期設定で、「ウェブブラウザ」「Kindleストア」「クラウド」をすべてオフにしています。
「Kindleストア」をオフにすることで、Kindle端末から書籍を購入することができなくなります。「ウェブブラウザ」「Kindleストア」は、子供向けの端末であれば、オフにしておいた方が無難だと思います。
一方、「クラウド」へのアクセスは、購入したKindle書籍にアクセスするという意味で、オンにすると、「クラウド」タブが有効になり、過去に購入したKindle書籍がすべて表示されるようになります。Kindle端末に入っていない書籍もタップすれば、すぐに端末にダウンロードされます。
我が家では、私自身もKindleを利用していて、自分用に購入した書籍は娘に見せる必要はないため、オフにしています。子供向けKindle端末のみ利用されている場合は、子供向け書籍しか購入していないでしょうから、「クラウド」はオンになっていても良いと思います。
また、「ポピュラーハイライト」や「公開メモ」は、オフにしています。これは、好みの問題だと思いますが…。
2019.11.28追記
記事投稿時点の機能には無かったのですが、現在のKindleではホーム画面に読書リストや「読書傾向に基づくおすすめ」などが表示されるようになっています。
こちらを非表示にするには設定画面で「端末オプション」>「詳細設定」>「ホームとライブラリ」を順に選び、「ホーム画面の表示」をオフにします。
コメント欄でgettaさんにご指摘いただいているように、「機能制限」と異なり、この設定はパスワードで保護されていません。変更しようと思えばできてしまう点には注意が必要です。
Amazonサイトでの設定
(アプリまたはブラウザから)Amazonの「アカウントサービス」>「コンテンツと端末の管理」>「設定」で「端末の同期設定(Whispersync)」をオフにしています。娘と私が同じ作品を読むこともあるため、お互いが読み終えたページが勝手に同期されないようにするためです。
「設定」>「端末オプション」>「詳細設定」>「本のWhispersync」で「無効にする」に設定します。
上記のような設定にした上で、娘のKindleにダウンロードしたい作品は、購入時、もしくは、購入後、「My kindle」から都度配信するようにしています。
このように使えば、紙の本を買い与えるのと変わらない形で利用できると思います。
2018.10.28追記
児童向け作品のKindle化も進んできました。Kindle化された書籍の一覧はこちらから。
コメント
記事を読ませていただいて質問があります。
子供に渡すkindleに親のアカウントを登録して、
ストア等を機能制限してアクセスできないようにすることはできますが、
ホーム画面の「読書傾向に基づくおすすめ」はどうされていますか?
親kindleでの購入傾向が表示されています。
タップしてもストアにアクセスはできないのですが、
表示されること自体に困っています。
「すべての設定>端末オプション>詳細設定>ホームとライブラリ>ホーム画面の表示>オフ」
で非表示にはできますが、機能制限と違い、
パスワードなしで簡単にオンオフの切り替えが可能なため、
どうされているのかな?自分が知らない解決方法があるのかな?と思い
質問させていただきました。
gettaさん
記事投稿時点では、この表示機能が無かったので追記しておきます。
ご指摘ありがとうございます。
確かに、この部分については、設定を変えられてしまう可能性が
ありますね。
通常のおすすめと違って読んでいる本の方はコントロールできなさ
そうですが、何か方法がありそうなら記事に追記しておきます。
返信ありがとうございます。
現状、これといった解決方法はなさそうに思います・・・。
アカウントを分けるのが手っ取り早いですかね。
同一アカウントで購入して配信、という便利さが捨て難いのですが。
gettaさん
英語情報もあたってみました(例えば、以下などでも話題になっています)が、
やはり難しそうですね。
アカウントを分ければこういう心配はしないで済みますが、
同じ本を家族で回し読みできなくなるのは不便ですよね。
子が読ませたくない本もキンドルで読んでいるのでどうしようかと思って検索してたどりつきました。
たいへん参考になります。
早速今晩制限かけます。
ありがとうございました。
清宮さん
ご訪問ありがとうございます。
励みになるコメントありがとうございました。