「海外パケットし放題」があるから、スマホなら海外でも便利に使えますが、一日1,980円を支払ってまで使う必要はないということも多いと思います。
ホテルや空港など無線LAN(Wi-Fi)が使える場所でだけ、調べ物ができたり、地図が見れたりすれば…ということであれば、iPhoneをWi-Fi専用の設定にして持ち歩くというのがおすすめです。これなら無料で使えます。
iPhoneをWi-Fiだけで使用する方法
飛行機に乗る前に、「設定」で「機内モード」をオンにしておきます。
海外の空港に到着したら、「設定」>「一般」>「モバイルデータ通信」を順に選び「モバイルデータ通信」をオフにします。その後、「機内モード」をオフに戻します。
こうしておけば、海外でのパケット利用料を取られることがありません。
上記の設定でできること
- 海外でも「電話」は使えます。ただし、発信も受信も料金がかかります。Wi-Fi環境があれば、代わりに、無料通話アプリを使えます。
- GPSは「機内モード」をオフにしない限り、Wi-Fiがなくても利用可能です。ただし、「マップ」「Googleマップ」を見るには、Wi-Fiが必要になります。
- Wi-Fi環境があれば、「メール」アプリでインターネットメール(Gmail、@i.softbank.jpなど)が確認できます。
- Wi-Fi環境があれば、「Skype」「LINE」などでのメッセージ交換、無料通話が可能です。
- Wi-Fi環境があれば、「Safari」を使ってインターネットに接続できます。
「メッセージ」アプリのMMS(@softbank.ne.jpや@ezweb.ne.jpなどの携帯メール)は使用できません。「メッセージ」でも、iMessageやSMS(海外でも受信だけなら無料)は利用できるのですが、MMSとの違いがよくわからない場合には、「メッセージ」アプリが使えないと思っていた方が分かりやすいと思います。
海外で無料Wi-Fiスポットを利用する
まずは、空港。無料でWi-Fiが使える空港も多くなりましたが、空港によって接続手順が異なるため、事前に調べておく必要があります。
例えば、私が利用したシンガポールのチャンギ空港の場合(2012年3月)、インフォメーションカウンターに「Wi-Fiを使いたい」と申し出て、数時間利用できるIDとパスワードが書かれた紙をもらう必要がありました。
また、街中でも、無料のWi-Fiが使えるお店が増えています。例えば、アメリカなら、スタバやマックで無線LANが提供されています。
海外モバイルWi-Fiルーターを借りる
やっぱり、海外でも常時ネット接続してiPhoneを使いたいという場合、「海外パケットし放題」の他に、日本の空港で海外モバイルルーターを借りていく方法もあります。行き先によっては、現地に着いてから借りることができる場合も。
常にiPhoneとモバイルルーターを持ち歩く必要がありますが、一日のレンタル代金は「海外パケットし放題」に比べてだいぶおトク。同行される方もiPhoneを使っているなら、さらにおトクです。「海外パケットし放題」だと回線ごとに支払わなければならないところ、モバイルルーターを1台借りれば、複数のiPhoneを同時にネット接続できるからです。ヘビーに使うなら、ルーターを借りるのがおすすめです。
2016.6.30 追記
ソフトバンクiPhoneなら「アメリカ放題」という手段もあります。
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