毎日自動で実行されていたiCloudバックアップがある日突然、容量不足で取れなくなる……。私は二度経験しました。実は、昨年の7月頃、初めて遭遇した際に、Appleサポートに相談して無事解決したのですが、すっかり忘れて、先日また悩んでしまったので、今度こそ忘れないよう書き記しておきます。
原因は二度とも、iOSのアップデートです。ある時点からiOSアップデートをかけると、iCloudバックアップの設定が書き換えられてしまうようになったのです(すべてのアップデートではないかもしれません)。
上書きされる設定は、「iCloud」>「容量」>「ストレージを管理」>「バックアップ」>「バックアップオプション」の「フォトライブラリ」の設定です(「一般」>「ストレージとiCloudの使用状況」>iCloudの「ストレージを管理」でも同じ画面にたどり着けます)。
以下はバックアップを作成するデータを選択する画面ですが、オフにしていたはずの「フォトライブラリ」がオンになっており、「次回作成時のサイズ」も非常に大きな数字になっています。(「次回作成時のサイズ」は、この画面を表示する度に計算される仕様のようで、表示されるまでに少し時間がかかります。)
iCloudのストレージプランを無料の5GBで使用している場合、バックアップデータの容量を少なくするために、「フォトライブラリ」をオフに設定しているケースが多いと思うのですが、この設定がアップデートによってオンに書き換えられてしまうのです。
オンになっていると、iPhoneに保存されている写真が多いとき(フォトライブラリの横に表示されているのが、写真のバックアップに必要なデータ量です)には、iCloudバックアップ作成に必要な容量が無料の5GBを超えてしまうために、バックアップが取れなくなってしまいます。
再びバックアップを作成できるようにするには?
バックアップを取れるように、「フォトライブラリ」をオフにします。
そうすると、「次回作成時のサイズ」が再計算されます。変化がない場合には、一旦前の画面に戻ってから再度この画面を開くと、以下の計算中の画面になると思います。
「次回作成時のサイズ」がストレージプランに収まるサイズ(私の場合は、5GB)になれば、またバックアップが取れるようになります。
写真のバックアップは?
私の場合、写真は、機種変更の前に取得するiTunesバックアップと「フォトストリーム」機能でPCに保存しています。こうしておけば、無料のストレージプランでも問題無く毎晩バックアップを取ることができます。
Appleサポートは迅速かつ丁寧です
余談ですが、Appleサポートへの相談は、チャットがとっても便利です。チャットなら、PCで他の作業をしながらでも相談でき、相談終了後、すぐにチャットの内容をメールで送ってくれるため、自分でメモを取る必要もありません。忙しい方にもおすすめですよ。
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