我が家は、携帯電話や公共料金の支払いなど、クレジットカードでの支払いを選択しているものが多く、お買い物の支払いも、ネットショッピングの割合が高いのもあって、基本、クレジットカードもしくは電子マネーです。
そのため、クレジットカードの利用履歴チェックは毎月欠かせない作業。日常的に使うカードが数枚、たまに使うカードが4、5枚あるので、すべてのカードの利用履歴をオンラインで個別に確認するのはそれなりに手間がかかっていました。ところが、2か月ほど前から使い始めた「Moneytree」というアプリがその手間をすっかり省いてくれるのです。
「Moneytree」は、インターネットバンキングの取引履歴やクレジットカードのオンライン明細を一つの画面で確認できるようにするアプリです。一度登録を済ませれば、その後は、クレジットカード会社やインターネットバンキングのログイン情報を入力する必要はありません(アプリの起動にはパスワードを設定できます)。
個別の金融機関のサイトにアクセスする必要はなく、このアプリを起動するだけで、銀行の残高やクレジットカードの明細が自動で取得されます。明細チェックだけに特化しているため、振込などは一切できませんが、機能が限定されているからこそ安心して利用できるのは確か。データの送受信や重要なデータの保管はすべて暗号化されているなど、十分なセキュリティ対策も講じられているようです。
対応している金融機関も35社以上あり、私の場合、利用開始時点で、非対応だったのは「楽天カード」のみ。その「楽天カード」も対応リクエストを出しておいたところ、程なく利用できるようになりました。
カードの利用額確認画面はこんな感じ。それぞれのカード名をタップすれば、個々の明細が表示されます。
これまでは、クレジットカード会社から「次回引き落とし分の利用明細が更新された」というメールが届いて初めて、明細をチェックしていましたが、カード会社によっては、利用後、比較的早いタイミング(数日)で「Moneytree」の明細に反映されるため、その点も便利だと感じています。
さらに、「通知」画面では、カードの支払日なども知らせてくれます。銀行口座の残高もアプリの中ですぐに確認できるため、残高不足で引き落としができないというようなミスも未然に防げると思います。
電子マネーへの対応は、「nanaco」と「モバイルSuica」のみですが、私はルミネカードの明細に上がってくる「Suicaインターネットサービス」と「オートチャージ」を「Suica入金」というオリジナルのカテゴリーで括ることで、Suicaへの入金履歴を確認できるようにしています。Suicaで何を購入したかという履歴は、家計簿アプリ(記事はこちら)で確認できるため、私の場合は、これで十分。
このように自分でカテゴリーの設定することもできますが、基本は、人工知能が自動的にカテゴリー分けしてくれます。不明になったものや、変更したいものだけ、後から設定すればいいようになっています。
オンラインバンキングやクレジットカードを利用していて、現金支出が少ないご家庭の場合、このアプリを使うだけで大方のお金の流れが把握できてしまいます。レシートを貼ったり、写真に撮ったりする家計簿管理よりも、手間なくスマートに家計の管理ができると思います。
“支出の記録が残るからクレジットカードを使う”という考え方は以前からありましたが、こういうアプリが出てくると、“ラクチン家計管理をするために、クレジットカードを使う”という選択をする人も増えるのかもしれません。
2013.9.5追記
「複数のセゾンカードを一つのIDにまとめている」ケースにも対応して下さり、さらに便利になりました。
2018.6.5追記
ここのところ「Moneytree 楽天カード」の検索でこちらにたどりつく方が増えているので、書きました。
コメント