それは、3月の終わりのこと。
困ったことに、突然、自宅のインターホンが壊れました。
厳密に言うと、壊れたのはインターホンの玄関子機のマイクのみ。ピンポンは鳴るのですが、訪ねてきた人の声が全く聴こえません。最近、宅配の方と意思疎通が取れないなあと思っていたら、向こうの声が聴こえていなかったのでした。
残念ながら、その部分だけ交換というわけにはいかないようで、インターホン全体を買い換えです。
これまで使っていたのはパナソニックのものだったのですが、パナソニック製品はあいにくコロナの影響で在庫が全く無いらしく、今回はアイホンの製品に。せっかくならスマホアプリでも操作できるタイプにしてみようと「WP-2MED」(セット名としては「WP-24A」)という機種を選びました。
子機も付いていますが、iPhoneに「インターホンアプリ TypeA」というのを入れると、スマホをインターホン子機と同じように使える機種です。
設定は?
工事が済んだ後、ネットワークがらみの設定は取扱説明書を見ながら自分でやります。
まず、インターホン親機を自宅のWi-Fiルーターに繋ぐ必要があるのですが、私、ここでつまづいてしまいました。
ルーターへの接続は「かんたん接続」という自動設定と「詳細設定をする」を選ぶ手動設定が用意されています。いつものクセで手動設定を選んでしまったのですが、これがいけなかった……。正しいSSID、暗号化方式、パスフレーズを入力しても、全く接続できません。
何度か失敗した後、手動設定は諦め、「かんたん接続」を選ぶとあっけないほど簡単に接続できました。
なぜ手動だとうまくいかなかったのは謎ですが、今後設定される方は、最初から「かんたん接続」で設定することをおすすめします。まあ、「かんたん接続」を選びますよね、普通は……。
ちなみに、接続したルーターはNECの「WG2600HP3」です。
Wi-Fiにさえ接続できてしまえば、スマホ上でのアプリの設定は指示に従うのみ、あっという間に終わります。
早速、使ってみます
ピンポ~ン!とチャイムが鳴ると、すぐにiPhoneに着信通知が届きます(通知はアップルウォッチにも届きます)。
ただ、ここからが問題。その通知をタップすると、アプリが立ち上がる仕組みになっているのですが、このアプリの立ち上がりが遅い!!その後、「話す」をタップしてさらに待たされます。当然、玄関に来ている人は待ちきれず、もう一度ピンポンを押します。
その後も数回試しましたが、いずれもこちらが応答前に再度ピンポンを押されてしまいました。これでは不在と判断して帰ってしまう人も居るだろうと、使うのを諦めることに。
試しにストップウォッチで相手と話すまでにかかる時間を測ってみましたが、iPhoneに通知が来て、それをタップしてから相手と話せるまでに12.85秒。これはピンポン押しますね。
それも、操作に戸惑わず、ほぼ最速で反応してこの程度かかります。もちろん、Wi-Fi環境も万全。
うーん、これは実用に耐えないです。
理想は…
うまくいけば、ドアの施錠・解錠は「Qrio」で、
インターホンでのやりとりはこのアプリと、スマホで玄関がらみの操作が完結できるようになるかも、とワクワクしていましたが、残念な結果になりました。
今後のアップデートでよほどの改善が見られない限り、熱が出てベッドから一歩も出られない!みたいなシチュエーションでしか使うことはないと思っています。
もう10年以上、熱は出てないんですが(笑)
2020.6.9追記
先日、初めて外出先で着信通知を受けました。
外出先でも着信を受ける機能があるのは知っていたのですが、そちらはさらに遅延があるだろうと思って期待せずにいたのです。
不在の場合、相手が不在通知票を書く時間があるので、その間に玄関先と繋がり、宅配ボックスに荷物を入れておいて欲しい旨伝えることができました。
まだ一度きりの利用なので何とも言えませんが、不在時に力を発揮する可能性はありそうです。
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