バンコクから、友人の住むホーチミンへ。
電車が走っていないため(地下鉄の建設工事は始まっていますが、完成は当分先の見込み)、旅行者の足としてはタクシーがメインになるでしょうか。バイクは多いものの、渋滞はそれほどでもありません。
現地に住む友人によると、タクシーは「VINASUN(ビナサン)」と「MAI LINH(マイリン)」が安全に乗れる会社とのこと。流しのタクシーも多く走っているので、友人と一緒のときには何度も利用しました。
とはいえ、ベトナム語が全くわからない私には「GrabCar」の方がより気楽。後から数えてみると、正味二日程度の滞在で7回利用していました。
まずは、電話番号の設定
シンガポール・バンコク同様、配車後、ドライバーから電話がかかってくることがあるので、「Grab」を使用するのであれば、通話ができる現地のSIMカードを利用した方が良いと思います。私はこのツーリストSIMを利用しました。

ホーチミンに着いてすぐ、「Grab」アプリで使用する電話番号をタイの番号からベトナムの番号へ変更しました。新しい番号宛にSMSでアクティベーション・コードが送られてきます。
「GrabCar」ならベトナム語が話せなくても大丈夫
友人から「Grab」を使うときには「GrabCar」(いわゆる白タク)の方を使っていると聞いたため、初日から「GrabTaxi」でなく「GrabCar」を使ってみました。初回が小綺麗なセダンを所有する青年で、英語も通じたため、すっかり満足し、その後はすべて「GrabCar」に。
価格も激安で、同じ区内の移動は25K(25,000VND、記事投稿時点のレートで120円弱)でした。元々、ベトナムのタクシーは安いのですが、タクシーの半額~3分の2程度でしょうか。2区から1区への移動で57K、1区から空港への移動でも91Kでした。
タクシーと違って予約の時点で金額が決まっているだけでなく、クレジットカードを登録しておけば自動精算、場所も予め伝わっているから、ベトナム語がわからなくとも確実に目的地に着きます。
友人によると、タクシードライバーはほとんど英語が話せないそう。タクシーに乗るときにはスマホの地図を見せて行き先を伝えることになるのですが、きちんと地図を見ていないドライバーもいるので、最低限のベトナム語は話せた方が良さそうでした。
そんなわけで、旅行者にとっては「GrabCar」の方がずっと使い易いように思いました。今回の利用では嫌な思いは全くしなかったですし、皆、親切なドライバーでした。
ドライバーから電話がかかってきたら?
バンコクで利用したときと同様に、道端で拾ってもらう場合は「現在地」を使わず(アプリの「現在地」は実際に立っている場所とは若干ズレることがありました)、道のどちら側の歩道に居るかもわかるような位置にピンを打ち直していました。
もし車が反対車線に到着しても、自ら渡らなくて大丈夫。皆、強引なUターンでこちら側に来てくれます(ただし、片側3車線あるような道路では気づいてもらえないかもしれません)。アプリに表示されたナンバーの車が視界に入ったら、手を挙げるなどして、ドライバーの気を引けば良いと思います。
それでも、7回のうち、3回は電話がかかってきたでしょうか。友人から、もし電話がかかってきたら英語でこちらの居場所を一方的に伝えれば良いと聞いていましたが、大抵、こちらが英語で話し始めると、向こうも簡単な英語で返してきました。
例えば、ある日のやりとりはこんな感じ。
「ドライバー)着いたよ」
「私)スタバの前にいるよ」
「ド)(隣の)ホテルの前にいるよ」
「私)スタバの前で指定したでしょ。じゃあ、ホテルの車寄せに行くから待ってて」
「ド)ごめん、ごめん」
この程度なら英語で話せるドライバーが多かったように思うので、ベトナム語が話せなくても、なんとかなると思います。
友人によると、ピックアップ場所についてより細かい指定をしたいときには、配車後、チャット機能を利用して予め伝えておいた方が良いそうです。
大半はコンパクトカー
初回を含め二度は普通サイズのセダンが来ましたが、多くはコンパクトカーのようで、ほぼ「KIA Morning 5」という車。近場利用ゆえそれでも全く不自由しなかったのですが、少しヒヤヒヤしたのが最終日です。
こちらは3名+大小2個のスーツケース。ホテルから空港までの予約を入れると、配車されたのはいつものKIAでなく、シボレーの車です。良かったと安心したのもつかの間、ほぼ同じサイズの5ドアハッチバック(下写真真ん中の赤い車)にご対面となりました。
小さなトランクルームにはスーツケースが1つしか収まらず、もう一つを助手席に入れて、後部座席に3人で肩寄せあって乗ることとなりましたが、後から思えば、それも良い思い出です。
2019.3.8追記

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