突然、GrabのE-Receipt(領収書)が私のメールアドレスに届きました。ベトナムのハノイで乗車したものです。
私はその日、日本にいて、身に覚えのない利用です。そもそも請求書ではないし、現金で支払いを済ませた旨の領収書だったのですが、自分が利用していないものが届くのは気持ち悪いものです。
すぐにGrabアプリを開いて、利用履歴を確認しようとしましたが、日本の電話番号でログインすると、過去の利用履歴は表示されないし、ポイントもゼロです。あれ?
Grabは過去に3都市で利用していて、日本のSIM、タイのツーリストSIM、ベトナムのツーリストSIMと電話番号を変えながら使っていましたが、
この間メールアドレスは同じものを設定してあり、利用履歴に3都市分が表示されていたのです。
最後にGrabを使ったのは約1年前、ベトナムのホーチミンでしたが、
そういえば、帰国後、設定を日本の電話番号に戻さずに、ベトナムのツーリストSIMの電話番号のままにしていたことを思い出しました。嫌な予感……。
日本の電話番号でログインしたら、メールアドレスの登録は無かったので、後から登録できないか試したものの、うまくいきません。もしやアカウントが乗っ取られてしまったのだろうかと不安になって、サポートデスクに問い合わせてみました。
その後、何度となくサポートの方とやりとりをして、判明した顛末は以下の通り。
- 私の使っていた電話番号はツーリストSIMで15日間のみ使えるものだったため、一定期間の後、同じ電話番号を別の人が使いだした(Grabのサポートによると、ベトナムでは3~6ヶ月後には、他の人に割り当てられるようです)。
- その人がその電話番号でGrabを使い始めた。
- その電話番号に私のメールアドレスが設定されていたので、私にE-Receipt(領収書)が届いた。
要するに、私がアプリの設定を日本の電話番号に戻し忘れていたことが原因で生じた問題でした。
日本では使わないので放置してしまったのですが、電話番号に基づく認証を用いるアプリ(サービス)の場合、ログインするにはその電話番号へのSMSを受け取る必要があるわけで、日本で使うことはなくても、SMSを受け取れる電話番号に設定を戻しておくべきでした。
今回は、まず、サポートの方にベトナムの電話番号と私のメールアドレスの紐付けを解除してもらい、その後、私の日本の電話番号の方にそのアドレスを設定することで、領収書メールが届く問題を解消しました。担当者はベトナムの方でしたが、やりとりは英語で、毎回、遅くとも半日程度で返信が届いていたので、終始安心してやりとりすることができたのは良かったと思います。
ツーリストSIMなのだから、この先同じ番号を使う人がいるだろうと気付けていれば……と悔まれますが、私が設定していたクレジットカードの情報が現在の利用者に表示されていなかったことも確認できましたし、実害は無かったのだから、良い勉強になったと思うことにします。
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