お友達が予約をしてくれて、造幣局見学に行ってきました。
造幣局は、主に、硬貨を製造してるところ(ちなみに、紙幣は「日本銀行券」だから日銀です)。といっても、本局は大阪で東京は支局です。東京支局の工場では、収集目的のプルーフ貨幣(鏡面仕上げの硬貨)や記念貨幣を製造しているそう。一般に流通する貨幣の製造工程を観れるわけではないとあまり期待していなかったのですが、意外と楽しめました!
まずは、ビデオで硬貨の製造工程を観た後、ガイドさんの説明を聞きながら、硬貨の製造過程でできる途中段階の製造物を実際に見たり、「和同開珎」からの硬貨の歴史を見て回ったりします。
「平成12年から製造されている新・500円玉には高度な技術による様々な偽造対策が施されている」
「飛鳥の遺跡から、和同開珎よりも古いとみられる通貨が見つかった」
「千両箱ってどの位の重さ?」
「太平洋戦争末期、貨幣に回せる金属がなくなって、どんな材料で貨幣を製造していたのか」
「10円玉にギザがなくなったのはなぜか」
「硬貨に初めてギザを付けたのは、あの有名な〇〇だった」
「硬貨には表裏があるのか?」
といった面白い話がたくさん聞けました。娘も、お話の中でしか知らなかった大判、小判などを興味深そうに眺めていました。
博物館には、手持ちの硬貨を使って体験できるコーナーもいくつかあるため、自宅から硬貨を多めに持っていくと良いと思います。
お金についての教育ってとても大事だと思うのですが、その一環にもなりそう。日銀の方も興味がありますが、あちらは小学5年生以上(原則は中学生以上)からなんですよね……。
ところで、以下の写真は、硬貨をかたどった瓦煎餅。お土産として購入してきました。神戸のお店のものだったので、大阪と共通なのかもしれませんね。
見学は平日のみ。午前10時からと午後2時からです。見学希望日の2か月前から10日前まで電話で事前予約を受け付けているとのこと。
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