個人旅行の難易度が高い和歌山県 – 東京から高野山・熊野・南紀白浜への旅程はこんな風に組みました

春休みに4日間で高野山、熊野、南紀白浜を廻ってきました。

是非また訪れたいと思う場所ばかりでしたが、一方で、公共交通機関の本数が少なく、国内旅行にしてはスケジュールの組み立てに苦労したので、記録のために旅程をまとめておこうと思います。(以下、時刻、乗り場などは2019年4月時点のものです。)

宿泊は、1日目が高野山(宿坊)、2日目が川湯温泉(熊野本宮大社近辺)、3日目が南紀白浜でした。

1日目

7:10 羽田空港発、JL221便で関空へ
空路だと、高野山に近いのは関西国際空港。まずは、関空に飛びました。

8:30 関西空港着
関空から高野山へ、時期によってはリムジンバスが出ているようですが、3月末に問い合わせたところ、今年の運行についてはまだ何も決まっていないとのこと。

そこで、9:15発のリムジンバスで河内長野駅へ行き、そこから南海高野線で高野山へ向かうことにします。

南海バス|関西空港リムジンバス情報
南海バスの関西空港リムジンバス情報。泉北ニュータウン・金剛駅や河内長野駅から関西空港へのリムジンバスをご紹介。

ところが、羽田からの離陸が遅れ、実際の到着は8:45過ぎ。「Flighttrader24」で過去1週間くらいの記録を確認したところ、この日が特別というわけでなく、15分程度の遅れはよく起きているようです。我が家は預け入れ荷物があったので、荷物を受け取って到着ロビーに出たのは9:10頃になっていたでしょうか。

9:15発 河内長野駅行きリムジンバスに乗車
間に合うかヒヤヒヤしましたが、このバスは乗車前にチケットを買う必要が無く、出発時刻前に乗り場(T1の場合、1階2番乗り場)に着けば乗せてもらえました。路線バス同様、交通系ICカード(Suicaなど)をタッチして乗車します。

ちなみに、このバスを逃してしまったら、9:27関空発の南海空港線で天下茶屋駅へ向かい、南海高野線の快速急行で極楽橋へ向かう予定でした。これに乗っても後述する12:07極楽橋駅着の快速急行に接続します。

さて、リムジンの方は平日だからか渋滞もなく、Googleマップで確認すると、到着予定時刻通り、10:19に河内長野駅に到着できそうな見通しです。そこで、バスの中で「特急チケットレスサービス」を利用し、南海特急「こうや」の指定券を予約しました。この日は午後から雨の予報で、少しでも早い時間から観光しようと、予定を変更しての特急利用です。

南海鉄道倶楽部|南海電鉄
南海電鉄の特急券をスマートフォン・パソコンからご購入いただけます。号車・座席の指定も可能です。

お天気が良ければ、10:52河内長野駅発、12:07極楽橋駅着の快速急行で向かう予定にしていました。

10:28 河内長野発「こうや3号」に乗車
キャリーバッグを持っての移動でしたが、バスの到着場所から改札まではエスカレーターを上がってすぐ(乗車券は交通系ICカード利用)。電車到着5分前にはホームに着いていたと思います。

ところで、「特急チケットレスサービス」利用者は検札時にスマホの購入画面を見せることになっていましたが(購入後メールは届きません)、車内で画面の提示を求められることはありませんでした。

11:24 極楽橋駅着、ケーブルカーに乗り換え
11:30極楽橋発のケーブルに接続します。

11:35 高野山駅着、タクシーで高野山の中心部へ
11:41発の「奥の院前」行きバスに乗ることもできましたが、荷物があったのでタクシーで。1,500円弱だったと思います。

親切な運転手さんで、門の反対側で待っているからと大門の手前で私達を一旦降ろしてくれたので、大門から歩いて高野山に入ることができました。タクシーにして良かった!

その後、宿坊にチェックインし、午後は壇上伽藍、金剛峯寺、奥の院を徒歩で見て回りました。

2日目

宿坊をチェックアウト後、駅へ。駅へ向かうバスは、平日は1時間に2本です。

時刻表 | 高野山内路線バス・急行バス | 南海りんかんバス株式会社
南海りんかんバスの高野山内路線バス・急行バスの時刻表を掲載しています。

9:45 高野山駅発、聖地巡礼バスで熊野へ
聖地巡礼バスで熊野古道へ移動します(平日はこの1本、土日は午後にも1本あります)。

http://seichijunrei-bus.jp/

14:12 川湯温泉バス停着
宿に荷物を預け、本宮近くの古道や大斎原を歩きました。

宿泊した「川湯みどりや」さんは本宮と発心門王子であれば、希望の時間に送迎してくださります。

奥熊野 川湯温泉 | 山水館 川湯みどりや | 公式サイト
南紀田辺ICからお車で約90分。熊野本宮大社から車で約10分、仙人風呂まで徒歩約7分

バスの便が非常に少ない地域なので、送迎サービスのある宿かどうかで行動の自由度は大きく変わってきます(渡瀬温泉にも送迎付きの宿がありました)。複数台のマイクロバスで送迎されていて、混み合う夕方でも待ち時間が短かったです。

3日目

この日は熊野古道の「小雲取越」コースを歩こうと決めていたため、早朝にチェックアウトし、荷物を預けて出発します。

7:03 川湯温泉バス停発
「新宮駅」行きのバスで神丸バス停へ。

路線バス | 熊野交通株式会社
世界遺産熊野を拠点に那智山・熊野三山への観光バス・路線バスや、瀞峡をめぐるウォータージェット船を運営しています。

7:45 神丸バス停発
神丸バス停で「小口」行きのバスに乗り換え。このバス、満員だったのですが、なんと日本人は私達のみ。乗客は皆「小雲取越」か「大雲取越」のいずれかを歩く人なので、情報交換しつつ、バスに揺られていきます。

7:56 小和瀬バス停着
小和瀬バス停が「小雲取越」コースの入り口になっています。

小雲取越|熊野本宮観光協会

途中、「百間ぐら」でお弁当休憩を取り、12kmのコース終点である請川バス停に到着したのは13時過ぎでした。

疲れていれば、13:11請川バス停発の「本宮大社前」行きバスに乗って本宮に向かい、本宮までお迎えを頼もうと思っていましたが、時間もあったので、さらに2.5kmほど一般道を歩いて宿に戻ることに。この一般道はともかく、「小雲取越」は眺望もあり、気持ち良く歩けるコースで、外国の方がたくさん歩かれていました。

そうそう、お弁当は民宿大村屋さんの「熊野古道弁当」をネットで予約しておきました。大村屋さん(お弁当は2号館の方です)は川湯温泉バス停そばで受け取りもスムーズ、何より丁寧につくられたことがわかるお弁当でとても美味しかったですよ。おすすめです!

■温泉民宿 大村屋■ 熊野古道弁当

16:51 川湯温泉バス停発のバスで紀伊田辺へ
お風呂に入り一息入れた後で、「田辺駅経由紀南病院」行きのバスに乗り、最終目的地の白浜に向かいます。

なぜか事前の検索では見つけられず、当日バス停で気付いたのですが、16:51の前に15:16発のバスもありました。知っていればこのバスを利用したかった……。

川湯温泉(和歌山県)熊野本宮線(湯峰温泉-発心門王子)[龍神バス] [湯の峰温泉〔龍神バス〕方面] 時刻表 - NAVITIME
川湯温泉(和歌山県)熊野本宮線(湯峰温泉-発心門王子) のバス時刻表です。全国のバス時刻表をバス停名称、バス運行会社、都道府県、駅・空港の周辺から検索できます。時刻表のほかに、リアルタイムにバスの位置が確認できる機能や、バス路線図、バス停周辺のグルメスポットや不動産情報も確認できます。

18:50 紀伊田辺駅着、バスを乗り換えて白浜駅へ
駅近くの店でご飯を食べてからバスで白浜駅へ向かいました。

紀伊田辺、白浜駅間はたった3駅で所要時間も15分足らずですが、特急「くろしお」の方が多く、普通電車が少ないので、注意が必要です。私達は1時間に1本の明光バスに助けられました。

紀伊田辺から白浜 時刻表(JR紀勢本線〔きのくに線〕(新宮-和歌山)) - NAVITIME
紀伊田辺から白浜のJR紀勢本線〔きのくに線〕(新宮-和歌山)を利用した時刻表です。発着の時刻、所要時間を一覧で確認できます。紀伊田辺から白浜の運賃や途中の停車駅も確認できます。
田辺駅前から白浜駅 バス時刻表(白浜田辺線[明光バス]) - NAVITIME
田辺駅前から白浜駅の白浜田辺線を利用したバス時刻表です。発着の時刻、所要時間を一覧で確認できます。田辺駅前から白浜駅の運賃や途中の停留所も確認できます。

4日目

ホテルをチェックアウトし、周辺の観光を済ませた後、タクシーで南紀白浜空港へ。白浜は空港がすぐ近くなのがとても便利です。

12:10 南紀白浜空港発、JL214便で羽田へ
当初は、18:35発のJL218便で計画を立てていたのですが、マイルで取れる席が無くなるのが早く、昼の便になってしまいました。

前日、熊野に宿泊すると、この便に乗るには川湯温泉を8:15に出るバスに乗らないとなりません。4日目が移動だけになってしまうのももったいないと思い、前日に南紀白浜に移動する旅程に変更しました。

13:15 羽田空港着
到着後、遅めの昼食をとり、帰路につきました。

最後に

今回は高野山をからめたため、往路が関空となりましたが、熊野を回るなら往復共に南紀白浜空港便利用が良いと思います。熊野(本宮・新宮)方面へのバスが非常に少なく旅程が大きく制限されることを考えると、空港からのレンタカーも選択肢に入れた方が良さそうです。

また、バスを使う場合に注意が必要なのは、和歌山県内のバスは交通系ICカードが利用できないということ。今年度の導入が進められているようですが、当面は、千円札をたくさん持っていく必要があります。

2019年度にも和歌山県内の路線バス事業者に交通系ICカード導入か。和歌山県当初予算知事査定の事業説明で明らかに。 : 阪和線の沿線から
和歌山県では、来年度の当初予算案について、知事が直接担当課から事業の説明を受け、適切か否かを判断する「知事査定」が、昨日17日より始まりました。和歌山県・当初予算案などの知事査定はじまる(写真付) | WBS和歌山放送ニュース和歌山県内ニュース 県の来年度予算案

高野山、熊野古道は非常に魅力のある観光地でしたが、たくさんの外国人に比べると、日本人の観光客が少ないように思いました。公共交通機関が乏しいのが足が向かない理由の一つかと思い、旅程を記録しておきます。どなたかのお役に立ちますように。

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