中学生の娘のiPhone、現在の契約プランはソフトバンクのスマホデビュー割を利用していて、一ヶ月のコストは3,000円程度です。
次の更新月ではMVNOへの乗り換えを検討しよう、そう思ってリマインダーを設定してありましたが、実際に検討してみると子供向けならではの3つのデメリットが見つかり、今回は見送ることにしました。
1つ目はフィルタリング
まず気になったのが、MVNOでは適度なレベルのフィルタリングが提供されていないこと。
フィルタリングの記事でも書きましたが、キャリアと異なり、MVNOでは契約回線ベースでのフィルタリングが提供されていません。フィルタリングが必要な場合には、強力なフィルターが適用された専用ブラウザアプリを使わせることになります。我が家は専用ブラウザベースのフィルタリングを使わせることは考えていないので、まずはこれが大きなネックとなりました。
2つ目はデータ量の制限
次に、データの利用制限が5GBからしかできない点が不安要素となりました。
SIMロック解除できないソフトバンクのiPhoneでも使える「b-mobile」を使う場合には、容量の上限は5GBから、つまり、5GBまでは制限がかからず使えてしまいます。
他のMVNOもデータ容量が制限されないことを売りにしているものが多く、少ない容量で制限できるようなものを見つけることができませんでした。
これは価格だけの問題でなく、利用制限の観点から気になったところです。我が家では、出先でのスマホの利用に対し適度な制限をかけておきたいと考えていて、そのためには月あたり2GB程度で制限できるのがベストだと思っていますが、そういう使わせ方ができません。
子供がデータ容量を意識して使うなんて正直難しいでしょうから、強制的な制限がかけられないならある程度のデータ量は使ってしまうのではないかと思います。女子はともかく、男子中学生ならオンラインゲームで5GB程度あっという間に浪費してしまいそうです。
次期iOSではアプリの利用制限機能が実装されているようですが(※記事の終わりに追記あり)、すぐに使えるわけではないので当面はデータ容量を制限できるようにしておきたいと考えました。
3つ目はメールアドレス
そして、3つ目はキャリアメールが使えなくなること。
2年生になりLINEを使う子も大分増えましたが、一部キャリアメールでやりとりしているお友達もいるようです。部活の先輩との連絡もキャリアメールとのこと。
キャリアメールの代わりにGmailやiCloudのアドレスを使うのであれば、受信相手の迷惑メール対策ではじかれないようにアドレスを個別に登録してもらう必要があります。娘のまわりでもMVNOを使う子はちらほら見かけるので、他にも登録をお願いしている子がいると思うのですが、なんとなく気が引けてしまいます。
LINE、もしくは、先日リリースされた「+メッセージ」などが十分に普及すれば、キャリアメールのことなど気にしなくて良くなるのですが…。
結論
これらのデメリットに対し、MVNOを使うメリットは価格のみ。結局、子供用の回線契約ではキャリアの価格に見合う価値があると考え、次の2年もキャリア契約でいくことにしました。
キャリアの2年縛りについては総務省からも指導が入っているから、今後はそれほど意識しなくて済むようになる可能性もありますしね。
2018.10.18追記
iOS12の新機能「スクリーンタイム」を使い始めました。
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