本を読んでその土地に触れてから旅に出ています – フィンランド・エストニア編

センター試験のムーミンに関する出題で思い出したこと。

昨夏、フィンランドへ出かける前に娘が読んだのが、ムーミン・シリーズのこちらの作品でした。
 

 
旅行前に娘にその土地の本を与えるようになったのは、この本に出会ってから。
 

 
ガイドブックのようなものではなく、その国を舞台とした物語などを選び(まあ、ムーミン谷の舞台がどこなのかが今回争点になっているわけですが……)、風土やその国の人々の考え方などに触れる機会を与えたいと考えています。

旅先で、娘からムーミンや著者のトーベ・ヤンソンさんの話が自然と出て、見るもの聞くものに深みを与えてくれたかもしれないと思いました。

一方、同じ旅で訪れたエストニアについては、和訳された現地の物語を見つけることができず、私はKindleでこちらを読んでいきました。エンジニア時代、コンサル時代の私の仕事と重なる部分もあり、非常に面白く読めました。
 

 
ところで、センター試験でムーミンの舞台と同時に問われた言語の問題。

フィンランドでフィンランド語とスウェーデン語が共に公用語となっていて、その二つが全く違った言語だというのは、娘の印象にも残っているようです。

というのも、旅行中、ヘルシンキの街中をくまなく走るトラムを足代わりにしていたのですが、2カ国語で記されている電停名に似通ったところが全く無いのです。トラム内の電光表示板には次の電停名がフィンランド語とスウェーデン語で交互に表示されるため、こちらが記憶していた名前(フィンランド語の名前の方が日本人には覚えやすいように思います)と全く違うものが表示され、「あれ?次降りるはずなのに、違った!?」と何度も大慌てすることに……。母の慌てぶりと共に、スペルの全く異なる二つの言語という印象が娘の記憶に刻まれたというわけです。

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